美味しいものは大好きだけど、残念ながら胃腸が弱い。
旅行先でも調子にのって食べ歩き、のちに痛い目を見ることもしばしば。
そんな自分にうってつけなのが「妄想バイキング」だ。
食べたいものを思い浮かべ、それを本当に味わっているかのように想像するだけ。
中トロを口に入れた瞬間のトロっとした脂、とんかつのサクッとした衣とじゅわっとしたお肉。
パフェは自分が想像し得る限りの好きなものを詰め込む。
アイスクリームはピスタチオかな、もう一つは塩キャラメルにしよう。
コーンフレークもいいけど、コーヒームースもいいな。
トップにはチョコレートブラウニー、パリパリキャラメリゼとヘーゼルナッツソースを加えて。
個人の妄想力が続く限り、どこまでカスタマイズしても自由。
とにかく好きなものを好きなだけ食べられてお腹も壊さないという、なかなかおめでたいバイキングだ。これぞ妄想の底力。
特に寝る前は視覚的な情報が入ってこない分、より明確に味や匂いを再現しやすいように思う。
しかも余計なことを考え始めて眠れなくなることもほとんどなく、いつの間にか寝てしまうので、途中でお腹が空いてきても次の日にはすっかり忘れている。
ただ、朝には枕によだれの跡を見ることになるかもしれないが。

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